胆管がんを疑われたら・・・

●初動が重要:ご自身に最適な治療法を

胆道がんは治療が難しく、また進行した状態で発見されることも珍しくないため、胆道癌を疑われたときの初動は重要であると専門家は指摘しています

 

胆道癌の確定診断や病気の広がりを診断するためには、超音波、CTMRI/MRCP、内視鏡検査など数多くの検査が必要であり、またそれらを全て行ったとしても、必ずしも真実に至らない場合があります。

 

現状では手術が唯一の根治的な治療なので、外科医の意見は聞いた方が良いでしょう。

 

切除がギリギリまたは出来ない場合でも、薬物療法の効果があれば、手術が可能になる場合もあります。薬物療法では、がんゲノム医療などの新しいこころみも腫瘍内科を中心にで行われています。腫瘍内科、外科双方の意見を聞いてから治療方針を決めることをおすすめします。

 

今日では昔と異なり、セカンドオピニオンを気兼ねなく受けられますので、ご希望されるのも良いと思います。

 

医師からのお話は、納得がいくまでじっくり聞き、治療や療養生活の希望など患者さんによって様々だと思いますですので、ご自身に最適な治療法を選択しましょう。

 

<まとめ>

  • 初動が重要。
  • 外科医の意見は聞いたほうがよい。
  • 外科医・腫瘍内科医の双方の意見を聞いたほうがよい。
  • セカンドオピニオンが有用な場合がある。
  • 納得するまでじっくり聞いたうえで、最適な治療を選択する。

 

●セカンドオピニオンについて

セカンドオピニオンとは、診断内容や治療法に関して、主治医以外の専門医の意見・判断を聞き、今後の治療の参考にするためのものです。

 

セカンドオピニオンが有用な場合もありますが、そのために治療が遅れることは望ましくありません。セカンドオピニオンはいつでも受けられますので、主治医と相談し、治療と並行して受けることもできます。 

 

最近は、オンラインでもセカンドオピニオンを受けられる病院が増えており、遠くの病院でもより受けやすくなっています。

 

<セカンドオピニオンを受けるには>

①セカンドオピニオンを受けたい病院に電話をして、予約や必要書類について確認します。

(病院によっては、後日病院から連絡をして、日にちを決めるところがあります。)


②主治医に、セカンドオピニオン目的の書類(診療情報・検査資料など)を依頼します。


③書類一式(病院所定の申込書などを含む)をセカンドオピニオンの病院に郵送します。

(主治医から直接ファックスを送るように指定する病院もありますので、最初に確認しましょう。)


④後日、その病院から連絡があり、日時などを決定します。

(最初の電話で予約を受け付ける病院もあります。)

 

 *セカンドオピニオンを受けられない場合もありますので、詳細については、受けたい病院の情報をチェックしてください。

 

▶例えば、東京医科歯科大学医学部付属病院の「セカンドオピニオン外来」は、下記のとおりです。

外来受診のご案内 - 東京医科歯科大学医学部附属病院 (tmd.ac.jp)

 

 

 

 

 

 

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